魔法戰隊魔法連者

『魔法戰隊MAGIRANGER』在2005年（平成17年）2月13日到2006年（平成18年）2月12日在朝日電視台所放映，毎週日早上7:30-8:00播出，共49集，是東映製作的特攝作品「超級戰隊系列」的第29部作品。

超級戰隊系列
第28部	特搜戰隊 DEKARANGER	2004年2月 ～2005年2月
第29部	魔法戰隊 MAGIRANGER	2005年2月 ～2006年2月
第30部	轟轟戰隊 BOUKENGER	2006年2月 ～

故事大綱

小津一家住在西式古老大房子中，由身為一家之主的媽媽小津深雪獨自撫養著五個孩子，過著平淡的生活。

某個禮拜天早上，小津一家人除了去參加足球隊晨練的小弟·魁以外，大家都圍在餐桌前吃著早餐。這時，電視上正好播出了為了幫小女孩撿氣球而爬到廣場鐵塔上的魁的身影。在感到不對勁的全家人趕到現場後不久，廣場裡出現了一個發光的魔法陣，隨即、一個醜陋的怪物就從魔法陣中跳了出來。

廣場中頓時陷入恐慌。正當大家不知所措時、深雪使用了形狀奇特的行動電話變身成有如穿著白色戰衣的天使將怪物打倒。深雪告訴驚訝不已的孩子們說自己是為了防止企圖征服地上界的地底冥府的侵略、而從「天空聖者」那裡學到了魔法而變成魔法師—MAGIMOTHER。之前打倒的怪物—冥獸山怪是地底冥府的先鋒。而孩子們與自己一樣也擁有成為魔法師的資質。

特徵

從1990年的『地球戰隊FIVEMAN』及1999年的『救急戰隊GOGOFIVE』以來史上第三部兄弟姊妹組成的五人戰隊，同時也是父親為指揮官的『GOGOFIVE』之後的第二個家族戰隊。以魔法及魔術師作為故事的主題，這一點可以從姓名中觀察得到，把小津家五兄妹前四人的名字第一個字母依年齡順序排列，最後加上小弟魁的名字，而前面再冠上姓氏小津(Ozu)就變成おづ（ず）の ま(ma)・ほ(ho)・う(u)・つ(tsu)・かい(kai) ，也就是「綠野仙蹤」這本書的原書名奧茲國的魔法師(日題為オズの魔法使い　OZU no MAHOUTSUKAI)。

與之前兩部家族戰隊不同的是，MAGIRANGER的紅連者是年紀最小的么弟（『FIVEMAN』『GOGOFIVE』的紅連者都是最年長的，而紅連者為戰隊成員中年紀最小的這一點也是戰隊史上第一次，MAGIRANGER中長男蒔人變成了類似領導者的存在。）兄弟姊妹5人加上其母親也會變身的這一點,也和其他戰隊有所不同。還有,在進入故事中盤後,得知敵方的一人其實是他們兄弟姊妹的父親,而父親為敵方的故事設定則是『忍者戦隊Kakuranger』以来。

關於家族戰隊的故事設定、テレビ朝日的製作人Schreck Hedwick談到,近來家庭內暴力等問題層出不窮,想以家族愛及兄弟愛為主軸,所以在本作品將5人設定為兄弟姊妹。以及因為『哈利・波特』系列的影響、觀眾對於魔術師的認識也到達一個程度,所以將本作品設定為魔法,魔術師。

利用魔術師的設定、5人藉由魔法將自己變大後合體為巨大戰士,以此來表現戰隊系列特色之一的巨大合體機器人。未合體前的巨大戰士(MagiMachines)雖是由專業人員演出,以影像合成技術作出5個大小孑然不同的巨大戰士(5人變身後的Magimachine之中,最大的MagiTauros比最小的MagiFairy大有2倍以上)。

先前提到的首次最年少紅連者的設定以外、本作品自『忍者戦隊Kakuranger』(兩部構成)以来的多部構成（1～18集為第1部、19～34集為第2部、35～49集為第3部）。藉由一般對於魔術師的印象,東映原作的戰隊自『秘密戰隊Goranger』,『ジャッカー電撃隊』以來未採用的披風也再度登場。在本作品中也可見到『阿拉丁神燈』及『青蛙王子』等童話的揣摩。此外,同一年度放映的『仮面ライダー響鬼』內出現的怪物魔化魍構想基於日本的妖怪,而本作品中出現的妖怪冥獣、冥獣人、冥府神等則是基於西洋的妖精及怪物。

小津兄妹5人的平均年齡為戰隊史上最低（上映開始時唯一超過20歲的只有飾演長女·芳香的別府步一人）、東映的主製作人塚田英明在東映公式網站談到、當她（別府）知道這件事時、向來是屬於年紀小的她卻是成員中最年長的這件事感到相當的驚愕。飾演長兄·蒔人的伊藤友樹雖年紀較小、但他在劇団向日葵的經歷、在應徵選秀時已展露頭角。

また、5兄妹の母で精神的支柱となり、物語のポイントでもある母・小津深雪役には、仲代達矢が主宰する劇団・無名塾（過去の東映特撮作品にも土門廣、小川敦史など数々の名脇役を輩出している）出身の渡辺梓が、また5兄妹に敵対しながらも謎の多い魔導騎士ウルザードと、その正体である深雪の夫・天空聖者ブレイジェルこと小津勇役には、大人向けドラマや時代劇でのパイプレーヤー、またハリソン・フォードやブルース・ウィリスなどの吹き替えなどで知られる磯部勉が配され、脇を固めている。

NHK連続テレビ小説主演経験者（『和っ子の金メダル』1989年10月～1990年3月）としては、戦隊史上初めてレギュラー・セミレギュラーでの出演となった渡辺の起用について、塚田プロデューサーは、もともと深雪のキャラクター自体、彼が東映京都撮影所付のプロデューサー時代に一緒に仕事（『京都迷宮案内』1999年 など）をした事のある渡辺をイメージして造形したものだったが、実際に本人にオファーを出すに当たっては、放映時点でまだ30台半ばの渡辺に「24歳の長男を持つ母親役」であることから一時躊躇し、相談した第1話監督の渡辺勝也が後押しをしてくれたことと、何よりも当の渡辺が「戦隊」に興味を示していた事で出演が実現した。

声優についてだが、最初は冥獣という言語能力を持たない敵の設定だったため、悪側のゲスト声優は登場しなかった。しかし、第二部から冥獣人という言語能力がついた敵が登場してからは松野太紀、緑川光、青野武などのベテラン声優が登場し、第三部の冥府十神のキャストに関しては矢尾一樹、大塚明夫、田中敦子、佐々木望、置鮎龍太郎などの10名のベテラン声優を起用した。彼らが演じるキャラクターが一度に画面上に現れた回（Stage35 神々の谷〜マジ・マジ・ジジル〜）は、放送を見たファン達のブログやファンのHPで大きな話題となり、置鮎も当時『この面子だといつ自分の役が殺されてもおかしくないとハラハラしている』とコメントしている。

ナレーションは、長年に渡りバンダイのスーパー戦隊シリーズの玩具CMのナレーターや、戦隊シリーズの敵キャラクターを演じてきた玄田哲章が起用され、変身シーンなどの呪文ボイスも、バンダイの各種なりきり玩具の音声を含めて担当した。

劇中ではマジブルー・小津麗とシリーズ途中から登場するマジシャイン・ヒカルが結婚して最終的に8人家族戦隊となったが（最終回では史上最多となる8人での変身＆名乗りを決めている）、このようなメンバー内結婚は『鳥人戦隊ジェットマン』（天堂竜と鹿鳴館香）以来。

登場人物

天空聖界Magitopia／地上界

魔法戦隊Magiranger＝小津家的成員

劇中登場人物各為屬於不同的元素(elements)的魔法師、主角的5人各屬於火行、雷行、水行、風行、土行(大地)。

烈火行的紅色魔法師　MagiRed／小津魁（Ozu Kai）

小津家三男(么子)高二、17歳。得意魔法=煉成術。為學校足球隊(社團)的一員。末っ子のせいかまだまだ子供っぽいが、それ故ストレートな性格の持ち主で、正義感に熱い。思いついたら即行動のタイプだが、早合点になることもしばしば。父の記憶がほとんどないことにさびしさを感じることも。父であるブレイジェル・小津勇と同じ炎の系統のエレメントを持ち、5人中で最も高い潜在能力を持つ。ン・マとの戦いの中で自分自身の勇気を見出す。

ン・マとの戦いを終えてからはインフェルシアと地上を結ぶ親善大使として、スフィンクスらと共に働いている。

5聖者守護隊の炎を司る天空聖者フレイジェルの力によってマジレッドに変身、さらに魔法大変身で炎の剣を持つマジマジン・マジフェニックスに2段変身する。

奔雷行的黃色魔法師　MagiYellow／小津翼（Ozu Tsubasa）

小津家次男（第4子）、19歳。得意魔法=魔藥學。冷静沈着で勘の鋭さはピカイチ。人のいい面々がそろっている5兄妹の中では、もっとも現実的に物事を見るタイプ。皮肉をよく口にすることがあるために誤解を招くことも多く、そのせいか人付き合いは苦手。プロボクサーを目指しているとのこと。

5聖者守護隊の雷を司る天空聖者ボルジェルの力によってマジイエローに変身、さらに魔法大変身で空を駆けるマジマジン・マジガルーダに2段変身する。

柔水行的藍色魔法師　MagiBlue／小津麗（Ozu Urara）

小津家次女（第3子）、20歳。大らかで、真面目な性格。幼少の頃から成績優秀。本来なら母親代わりを長女がするものの、姉の芳香が頼りないせいか、深雪からも母親代わりを期待されていた彼女が務める。翼同様、職業は劇中で語られていないが、上記のような現状であるため「主婦」と思われる。常に聞き役に撤する反面、真面目過ぎるために自分の悩みを溜め込んでおり、何かの拍子でそれを爆発させたら手に負えない。また、真面目さ故に猪突猛進するところもある。幼い頃の魁のイタズラが原因で、カエルが苦手。落ち込むと鍋磨きする癖がある。ヒカルとは恋愛関係にある描写が多々あったが、47話でついに結ばれ結婚に至る。ン・マとの戦いを終えてからはヒカルと共に天空聖界マジトピアで暮らしている。8話で吹っ切れて以来、度々オーディションを受けているようだ。

水晶玉を使った占いを得意とするが、自分達自身のことは占えない（第六感は優れているようだが、くじ運なども悪い）。5聖者守護隊の水を司る天空聖者スプラジェルの力によってマジブルーに変身、更に魔法大変身で水中戦を得意とするマジマジン・マジマーメイドに2段変身する。

清風行的粉紅色魔法師　MagiPink／小津芳香（Ozu Hooka）

小津家長女（第2子）、22歳。得意魔法=變形學、どんなものにでも変身できるが、ピンクの色まではごまかせない（全体がピンクだったり、体の一部がピンクだったりする）。自由奔放な性格で、少し天然ボケな小津家のムードメーカー。自らを「芳香ちゃん」と呼ぶことが多い。なお麗も姉をそう呼んでいる。気分屋で思い込みが激しいが他の兄弟同様心優しく、身近な人の危機に直面した時はいつもとは違う芯の強さとがんばりを見せたりもする。その思い込みの激しさの割には先入観は余り無いため、その行動力で敵側だった冥府神ティターンの心をも動かし、彼を改心させた。モデルを職業としているが、性格のせいか、仕事は多くないようだ。それでもボーイフレンドは多く、魁と翼には百回はウエディングドレスを着られる（くらい候補者がいる）と称された。家事全般がだめと、長女の割にはかなり頼りない一面があったが、ン・マとの戦いを終えてから、料理についてはそれなりに出来るようになった。

5聖者守護隊の風を司る天空聖者ウインジェルの力でマジピンクに変身、更に魔法大変身でやはり変身能力が武器のマジマジン・マジフェアリーに2段変身する。「マジレンシュート」に使うボールは彼女が変身したもの。

唸る大地のエレメント・綠色魔法師　MagiGreen／小津蒔人（Ozu Makito）

小津家長男、24歳。得意魔法=植物魔法學、植物と心を通わせたり操ったりする。明朗快活で、大きく広い心の持ち主。常にマイペースだが、5兄妹の父親代わりらしく常に皆を気遣い、ここ一番に頼れる熱い青年。ただし、すぐ下の妹・芳香同様にやや思いこみが激しい面があり、兄弟ドラマの長男にありがちな熱血バカ的な行動をして兄妹を振り回すこともあるのがたまにキズ。自宅近くに自営の農園「アニキ農場」を持っている農場経営者で、小津家の家計を事実上彼一人で支えている。料理担当で腕もピカイチだが、「アニキサラダ」と称する特製サラダに始まり、材料が野菜に偏って肉類をあまり使わない傾向がある。将来ブラジルに「大アニキ農場」を作る夢を持つ。ン・マとの戦いを終えてからも留学する事はなかった模様。

5聖者守護隊の大地を司る天空聖者グランジェルの力でマジグリーンに、更に魔法大変身で怪力を武器とするマジマジン・マジタウロスに2段変身する。

煌く氷のエレメント・白色魔法師　MagiMother／小津深雪（Ozu Miyuki）

女手一つで5人の子供たちを育てた、小津家の大黒柱。天空聖界マジトピア最長老であり、伝説の五色の魔法使い達の直系の弟子である氷の天空聖者・スノウジェルから力を授けられており、子供たちとは違いマジマジンにならずに巨大化することも可能。天空聖者ブレイジェルこと小津勇の妻であり、子供たちにはめったに帰ってこなかった父親の素性については「探険家で南極で遭難した」と伝えていた。

インフェルシア復活直後、一人で冥獣トロルを倒すなど奮戦するも、15年前のインフェルシアとの戦いで死んだはずの夫・勇（ウルザード）との戦いに敗北。彼の体に氷の羽根を突き立てて姿を消すが、何かある度に5兄妹の前に幻として現れ、彼らを支える言葉を残していく。行方・生死共に不明とされたが、5兄妹と再会を果たした勇が「母さんは生きている」との言葉を残しており、実際に一瞬記憶を取り戻したウルザードが「魂たちの花園」に光と化して飛ばした彼女の魂は、偶然見つけた冥府神トードによって捕らえられており、44話にて、マジレンジャー五人の母を取り戻す気持ちと行動力によって復活し、子供達の元に帰ってきた。その後マンドラ坊やも知らなかった部屋で魂と肉体を分離させ、ブレイジェル＝勇を見つけ、救い出す。家族達と共にン・マを倒した後は、小津家で平和な生活を送っている。

劇場版によれば結婚する以前は、ごく普通の人間であった。

熾火行天空勇者　Wolzard·Fire／天空勇聖者Braegel／小津勇(Ozu Osamu)

天空聖界でもその名が伝説的な存在である最高の戦士であり最強の天空聖者。そしてマジマザー・小津深雪の夫であり小津5兄妹達の父親。先代5聖者守護隊。15年前、地上世界と妻・深雪ら家族を守るため、3人の弟子を引き連れインフェルシアと戦い、鬼神の如き戦い振りでようやく冥獣帝ン・マの所までたどり着きなんとか冥獣帝ン・マを封印する所までこぎつけたが、封印直前に呪縛転生の魔法をかけられて魔導騎士ウルザードとなり、ン・マに絶対的忠誠心を誓っていた。

しかし、ン・マの精神支配が緩んだ隙に記憶を取り戻し、更に5兄妹の勇気の力と家族の絆によって呪縛転生の魔法を解かれ本来の姿を取り戻す。その後、復活が迫るン・マに封印魔法を放ち自分の体内に封印した。その後はウルザードの姿のまま、自分の子供達を影から支える存在として冥府十神とも闘う。ワイバーンとの戦いではン・マを体内に封印した影響で本来の力を出せず苦戦を強いられるも健闘したが、二番手の本気を出したティターンには窮地に立たされ、背後からのダゴンの攻撃により負傷、ン・マの魂を奪われ天空聖者の姿に戻った状態で闇の底へと突き落とされるが、妻・深雪の手で助けられる。

46話では魁達が窮地に陥っていた所を助け、ブレイジェルではなく、赤きウルザード「ウルザード・ファイヤー」へと超天空変身、マジシャインとマジレンジャーの5人でも敵わなかった超強敵のワイバーンをたった一撃で秒殺粉砕して見せた。家族達と共にン・マを倒した後は、小津家で平和な生活を送っている。

年齢は設定されていないが、長子・蒔人が24歳ということを考えると50歳前後と思われ、恐らく戦隊シリーズで最年長の戦士だろう。

ウルザードについては、インフェルシアのキャラクター項で紹介する。

天空聖者には、それぞれエレメントの属性をもじったような名前がつけられている。ブレイジェルは三つの単語から成っており、それぞれ「BLADE（剣）」「BRAVE（勇気）」「BLAZE（焔）」である。このことから「剣＝ブレイジェルの武器」「勇気＝勇」「焔＝エレメント」と設定されている。

天空聖者 及其他

輝く太陽のエレメント・天空勇者　MagiShine／天空日聖者Sungel／Hikaru

天空聖者ブレイジェルの弟子であり、大聖者の御側付。魔法猫スモーキーが閉じ込められているマジランプや、巨大ロボットに変形するトラベリオンエクスプレスを所有。変身アイテム、グリップフォンでサンジェルの正体を経て金色の戦士、天空勇者マジシャインに変身する（なお天空勇者とは、天空聖者が魔法の武器や鎧を身に付けた姿で、それにより攻撃力、防御力、魔法力を上げることができるが、スピードが少しダウンしてしまう欠点がある。サンジェルは時には鎧を脱ぎ、スピードを活かした戦いをする）。15年前のインフェルシアとの戦いの際、マジトピアを裏切った天空聖者ライジェル（魔導神官メーミィ）をミイラにして封印するが、自分もライジェルの魔法でカエルにされてしまい、以後ライジェルのミイラと、スモーキーの棲家であるマジランプと共に洞窟に逼塞していた。

小津5兄妹によって発見され、青の魔法使い＝麗のキスによってライジェルの呪縛を解かれ、5兄妹の魔法の先生として人間態となり（20代半ばの青年風）小津家に居候することになる。なお「ヒカル」とは芳香がカエルの時の彼に付けた名前をそのまま使っている。単に人間社会に慣れていないだけなのかもしれないが「僕としたことが…」というセリフに象徴される、いささか天然ボケ気味の面がある。

登場した当初は、天空聖者として圧倒的な強さを誇っており、小津5兄弟の尊敬の的となっていたが、兄弟たちがマジレジェンドとなると同時に発言力が低下。マジトピアの言い伝えなどから兄弟の行動を静止するシーンが出てくるが、兄弟にことごとくスルーされるようになる。

トラベリオンエクスプレスを自らのマシンとしていることや、22話での鉄道博物館のシーンなどから、汽車好きであると思われる。

47話で麗から思いを告白されるが、最初は自分がン・マとの戦いで死ぬかもしれないという恐怖から断ってしまう。しかし、他の兄弟、マンドラ坊や、スモーキーの応援と深雪の勇と結婚するときの話で麗の気持ちに答えて結婚、晴れて小津家の一員となった。この結婚によって、最終回における「魔法家族8人」という図式が成立した。ン・マとの戦いを終えてからは麗と共に天空聖界マジトピアで暮らしている。時々麗の里帰りを兼ねて小津家にやって来るようだが、既に夫婦の主導権は彼女に握られてしまっているようである。

天空月聖者Lunagel／Ring

「冴える月影のエレメント」を持つ天空聖者。大聖者の御側付。人間体の外見は10代後半の少女のように見える。登場当初は記憶喪失で、「リン」はブレスレットについていた鈴の音にちなんで魁がつけた仮の名前。15年前のインフェルシアとの戦いの際、ブレイジェルの指示に従い、自分の命を鍵にして冥府門を閉ざす魔法“鍵魔法”をかけた（つまり、彼女が生きている限り冥府門は開かない。これゆえ、インフェルシアから「門の鍵」と呼ばれる）ものの、ライジェルの裏切りにより記憶を失い、マジトピアに帰れないままとなっていた。バンキュリアに襲撃された際に、失っていた記憶が復活する。単独で巨大化したり、バンキュリアをあっさりと倒すほどの強さを持つが、ウルザードには苦戦。しかしマジレッド＝魁の活躍によってマジトピアに帰還を果たす。その後レジェンドパワーを取得した5兄妹を心配し、再び人間界に姿を現す。47話でン・マの進撃によって大きな傷を負い、スノウジェルの元へ向かう。そして、スノウジェルと共に天空大聖者マジエルが生きていたことをマジレンジャー達に伝える。

天空冰聖者Snowgel

「煌めく氷のエレメント」を持つ天空聖者。天空聖者クロノジェルと同じ現在は隠棲や故人であるマジトピア創世記の原始の天空聖者。かつてはマジマザー＝小津深雪に力を貸していた、天空聖界の最長老。見た目は揺りかごに入った子供のような姿をしている。原始の呪文の使い手で、普段は自ら作り出したマルデヨーナ世界「嘆きの海」で隠遁生活を送っている。当初はかつての戦友である深雪が敵に破れたこともあり、力と戦いに虚しさを感じ彼女の子供達には力を与えることを渋っていたが、彼らの勇気が五色の魔法使いに重なり、伝説の後継者に相応しいと判断、レジェンドパワーを授けた。更に冥府神ドレイクの地上侵攻の際には、自ら人間界へ登場。ヒカルに試練を与えると同時に、自らも人間型の戦闘形態に変身し、マルデヨーナ世界の隠れ家である「沈黙の雪原」を舞台にマジレンジャーと共にドレイクと戦った。地上のドレイクとの戦闘では優れた体術で戦いを優先に進めたが長い間のブランクで劣勢に立たされた。しかしフランケンシュタイナーを決めるなど、天空聖者きっての武闘派のようである。

ヒカル＝サンジェルを後のマジトピアの長、天空大聖者を継がせようと考えている。

最終決戦の前にリンと共に天空大聖者マジエルが生きていたことをマジレンジャー達に伝える。

曼德拉小寶

小津家の「魔法部屋」から発見された、伝説の妖樹マンドラゴラの鉢植え。深雪から後事を託されており、5人にマジトピアの伝承を歌って聞かせたり、魔法で生成するアイテムについてアドバイスを送ったりする。鉢ごと空中に浮かんで移動することが可能。伝説どおり、引き抜こうとするとこの世のものとは思えない叫び声を上げる。この叫び声を聞いた者は生きていることができないのが普通。「～でござりますです」と喋るのが特徴で、芳香・麗からは「マンちゃん」、魁からは「マン坊」、蒔人・翼からは単に「マンドラ」と呼ばれている。逆にマンドラ坊や自身が他人を呼ぶときは「～ちん」(麗ちんなど)と呼ぶ。なお、マンドラゴラには性別があるとされるが「坊や」と名づけられていることや、一人称が「僕ちん」であることを考えると多分オスであろう。

番組のエンディングでは、マンドラ坊やがその回に登場した新しい呪文について解説するコーナーが挿入される（が、時々小津5兄妹やスモーキーらに割り込まれたり、後述のナイとメアに出番を乗っ取られたりする。また、第48話では解説後、ン・マの触手で連れ去られた）。また2005年10月以降はスモーキーとともにスーパーヒーロータイムとしてのエンディングにも登場、その週の仮面ライダー響鬼の内容についてミニトークを行う。

魔法猫Smokey

ヒカルが所有するマジランプの中に閉じ込められている魔法猫。これは外では3時間しか生きられない呪いをかけられた事による避難措置。マッチョな体にアラビア風の衣装を着込んでいる。小津5兄妹には偉そうな態度をとるが、主人であり、命の恩人でもあるヒカルには頭が上がらない。その事からヒカルの事を『ダンナ』と呼んでいる。巨大化する能力を持ち、その際はマジキングよりも大きくなる。トラベリオンエクスプレスでは石炭補給係を務める。わりとイタズラ好き。

小津家の兄弟に対しては兄弟間での位置（蒔人なら長男）を呼んでいたが、バンキュリアの策略で他の兄弟に疑いが生じた時、自分を最後まで信じてくれた麗のみ名前で呼ぶようになった（次女→麗に変わった）。48話で麗の身代わりにダゴンの攻撃を受け消滅するが、ヒカルがバンキュリアによって蘇ったと同時に復活する。

彼はいわゆる猫ではなく、マジトピアの火山の煙から生まれたため、両親に当たる存在のいない天涯孤独の身である。そのためかつては手がつけられない程荒れていて、建物の破壊や盗みなど、悪いことを重ねていたこともあった。ランプの中にいる羽目になった呪いも、昔盗みに入ったマジトピアの金庫で呪いの箱を開けてしまったことが原因である。

マジシャインとともに放つ「スモーキーシャイニングアタック」は、超光戦士シャンゼリオンのシャイニングアタックを参考にしている。

地上界

山崎由佳

魁が所属するサッカー部のマネージャー。魁は彼女が好きで彼女も魁のことが嫌いではないのだが、命の恩人である「愛しの魔法使い様（＝マジレッド）」がもっと好きなため、魁は「正体を明かしてはいけない」というマジトピアの掟との狭間で苦悩する。しかし彼女の方も、マジレッドの正体が魁であることに薄々気付き始めていて、最終話ではン・マと戦うマジレッドを「小津君、頑張って。」と応援する。また映画版では、インフェルシアに自分を助けに来たマジレッドが魁そのものであると確信している。その後魁と正式に付き合うようになったかまでは、残念ながら描かれなかった。

池田江里子

小津家の近所で喫茶店を経営する若い女性。表面的には高飛車でそっけない態度をとる。蒔人は彼女に惚れてしまい、アニキ農場の野菜を彼女の喫茶店に納入することを口実にして足を運んでいる。

地底冥府インフェルシア

地底の奥深くに存在する闇のベールに包まれた世界で、力が支配する冥獣と冥獣人の帝国。15年前、地上支配を目論み侵攻しようとしたが、天空聖者ブレイジェルらによって阻止され、インフェルシアの帝王ン・マは封印された上、地上へ続く冥府門の扉も閉ざされた。だが現代、封印が弱まった事によって再び侵攻を開始。ン・マの復活と地上支配の為に冥獣や冥獣人を送り込む。インフェルシア内部は何層もの階層に分かれており、下にいる者ほど身分が高い。働き次第では、ゾビルからでも幹部に昇格も出来る。力のある強者には地位と栄誉を与え、力なき弱者には過酷な世界と死を与える、弱肉強食の徹底的な完全実力主義社会。

冥獣帝ン・マ＝ 絶対神ン・マ

インフェルシアの最深部（謁見の間より更に深く）にいる最強の冥獣。冥獣と冥獣人の帝王兼インフェルシアの帝王。タコ状の体をしており頭蓋骨の様な巨大な頭と触手もあるが、完全には覚醒しておらず、身体の一部を幹部達に授けていた為本来の姿ではなかった。強大な闇の力を有し、呪縛転生等も使える。

ン・マの成長は大きく二つの段階を経る。始めは獣の様な冥獣帝の姿。この姿で15年前の戦いでブレイジェルによって封印されかけたが、ブレイジェルがライジェルの暗躍により負傷していた為、その隙を突き呪縛転生の術をかけ、自らの片目を与えて彼を縛り、自分に忠実な魔導騎士ウルザードとして配下にした。インフェルシアの封印が解けると、地上界に直接攻め入ろうとするブランケンに門の鍵（リン）を探させる。裏切り者の天空聖者（ライジェル）を迎えると、自らの爪と力を与えて魔導神官メーミィに変え、今度は直接の復活の為に地上界の多くの命を奪わせる。メーミィの作戦でマジレンジャーからレジェンドパワーを奪い覚醒（不完全な覚醒で本来の姿ではなかった）したが、家族の絆で記憶を取り戻し呪縛転生の魔法から解放されたブレイジェルの封印魔法を受け、インフェルシア全体をまきこむ大爆発を起こしつつブレイジェルに魂として取り込まれて、絶対神への転生を阻まれたが、ダゴンをはじめとする冥府神によって、46話からティターンを依り代とし歴史上初めて絶対神として転生する。

神として転生した姿はインフェルシアの全てを司る恐怖の絶対神で、その内に宿るのは虚無と飢餓である。まだ力は完全に取り戻していないが、ン・マが転生した事で天空聖界、地上界、インフェルシアの3世界が共鳴し震え上がるほどであり、3日もすれば完全に復活し『秘密の力』が目覚めると言う、その為か47話では裁きの石板の中に入って冥府神達に指示を出していた。その後、ダゴン、スレイプニルがスフィンクスの粛清に出たのと入れ違いに石版から再び出現。単独で天空聖界へ侵攻し壊滅させてしまう。常に飢餓感を持ち、48話では頭部の巨大な口から秘密の力である全てを喰らい尽くすことが出来る恐るべき能力で、物理的攻撃、魔法による、天空大聖者マジエルの至高魔法ハロー・ミラージュ、ブレイジェルのフェイタルブレイドとサンジェルのデトネーション・フレアを飲み込んで無効化して彼らを倒す。その後地上界に降臨し、自分とマジレンジャーの周りの時間を喰らい、降臨した自分の支配する暗黒の荒れ果てた未来の地上の姿をマジレンジャーに見せ、彼らの勇気を喰らい、一度は完全に絶望させるが、兄と姉達の助けで自分の勇気を理解し、勇の意思を継いだ魁の攻撃で傷を負い、その攻撃で元の世界に戻る。そこにスノウジェル、リンが現れマジエルが粒子の魔法を使って生きていた事を伝えられ、インフェルシアから深雪、バンキュリア、スフィンクスが現れ、ダゴンが滅んだ事を伝えられる。そしてバンキュリアの力により勇とヒカルが復活し、小津一家全員が天空変身したところで最終決戦が始まる。

マジレンジャー＋3人の魔法を喰おうとするが、魔法家族全員の最強最大の魔法「マージ・マジ・マジェンド」によるマジカルパワーを喰らいきれずに大爆発し炎上、最期は生まれて初めて飢餓感を満たされながら消滅していった。

モデルはクトゥルーからだと思われる。絶対神となって復活した体は、以前より頭部は小さくなっており、蝙蝠の様な翼が生えている。また、タコの触手のようなものもある。

【得意能力】全てを喰らい尽くすこと、数々の触手攻撃（撓る光の鞭、硬化させた槍、様々の形に変幻自在）

凱力大将Branken

インフェルシアの最高司令官＝初代最高幹部（1話～18話まで）。モデルはフランケンシュタインだと思われる。恐るべき怪力の持ち主で剛力無双の強さを誇る闘将。冥獣帝ン・マに対し絶対の忠誠を誓っている。元々は一ハイゾビルでしかなかったが、体の半分以上を機械に改造し、自分自身も数え切れない数々の死線を乗り越え戦い抜き勝利した事で現在の地位を手に入れた（体の傷や改造の痕は、壮絶な人生を物語っている）叩き上げの軍人。そのため部下からの信頼は厚い。数多の数え切れない死線を乗り越えてきた自信からか、性格は荒々しく短気で非情であり、弱きものは徹底的に叩きのめされるというインフェルシアの掟の下、失敗した者・敗北した者に対しては、例えバンキュリアであっても容赦なく制裁を加える。冥獣帝ン・マの牙を底皇剣（ていおうけん）ヘルファングとして授かっている。怒りが頂点に達すると頭部をはじめとする体中から蒸気を噴出する。

ハイゾビル3,000人以上と評される強大な力を持っていたが為に、ウルザードの魔法力無しでは地上へは出られずにいたが（ウルザードの魔法力でも完全な状態で地上に出させることが出来なかった）、そのウルザードとは微妙な関係にあった。しかし冥府門が復活すると自ら巨大化、完全に解けていない冥府門の封印を強引にこじ開けて地上に出現、一度はマジキングを圧倒するものの、最後は敗れ去った。ゆくゆくは冥獣帝まで上り詰めインフェルシアを支配しようとする野望を持っており、冷酷非情な人物であったが、歴戦の戦士であり、生前まで掟の下インフェルシアを纏め上げ、支えてきた優秀なカリスマ的な指揮官であり、戦いの最前線で指揮を執るのを好むようだったことから、地上に出れず怒りを溜めいて封印を解くのを邪魔をするマジレンジャーには途轍もなく憎んでいた。強大すぎる力の為、本来の実力で地上界で一度だけしか戦えなかった非運の将であり、もしもっと早く完全な状態で地上に出られていたら地上はインフェルシアに掌握されていたであろう。

【武器】底皇剣（ていおうけん）ヘルファング【得意能力】ヘルファング地獄斬り、ドラゴンネック地獄投げ

魔導神官昧慏Meimy/原天空聖者ライジェル

19話～34話まで登場。モデルはミイラ男だと思われる。ブランケンが倒されたため、ン・マの命令でインフェルシアに招かれた新たなる指揮官＝二代目最高幹部。高い魔法力で冥獣人の封印を解く。その正体は嘗てサンジェル（ヒカル）・ルナジェル（リン）と共にブレイジェルの弟子であった先代5聖者守護隊の天空聖者ライジェル。15年前、ブレイジェルらと共にインフェルシアと戦ったが、その時既にン・マに与しており、ブレイジェル達を倒すために暗躍していた。冥府門封鎖後ルナジェルを襲撃してその記憶を奪うが、サンジェルとの戦いで魔法が相打ちとなり、サンジェルはカエルに、ライジェルはミイラになって封印されてしまう。しかしマジレンジャーの5人が封印のキーを解いてしまい（但し、その結果マジレンジャーはサンジェル＝マジシャインと出会う）「メーザ・ザザレ」の呪文で完全に復活した。

元天空聖者（雷の天空聖者だったことから攻撃は雷撃魔法が得意）であるためウルザード＝ブレイジェルと似た呪文を使う。ミイラの姿からン・マの力を受けて復活した為、増大した魔法力で邪悪で強力な魔法を振るい、無気味なマルデヨーナ世界を使ったり、時には命を操る禁断の魔法を使うことにも躊躇がないが、体は乾涸びたミイラのままである為、あまりに魔法を多用すると著しく疲労する。ウルザードやブランケン同様ン・マの爪を専用の扇として与えられており、これを利用して魔法を使用する。パワーを百足に具現化するなど、多種多様に使う。ブランケンが冥府門を開くことに固執していたのを教訓にしてか、ン・マの肉体を完全に覚醒させる事を優先した。最後は15年前の因縁を晴らすべくサンジェルと対決。自ら申し渡した正々堂々としたマジトピアの決闘方式「デュエル・ボンド」で戦うが、サンジェルの攻撃で危なくなったところでルールを無視してサンジェルを追い詰める。しかし結局はサンジェルに敗れ、「インフェルシアの神々が蘇る」との言葉を残し、灰化して絶命する。

ライジェルの姿の時は邪悪な本性を隠すかのようにマスクをしており、邪悪な本性が表れる時はマスクを取り素顔を表す。

一人称は「我」で、どちらの姿でもオカマみたいな口調で話し、作戦が失敗したりすると「不愉快！！」とヒステリックを起こす。

【得意能力】魔法（特に雷の魔法、禁断の魔法など）

妖幻密使バンキュリア

ブランケン⇒メーミィに仕え、冥府十神復活後は彼らと行動を共にしているインフェルシアの女スパイ。種族はバンパイアクイーン。バンパイアをモデルとしているキャラクターだが、彼女は太陽光線も苦にせず、倒されても夜が来ると復活する。結界を無効化する力を持ち、ウルザードの魔力に頼ることなく自力で地上に出ることができる。ナイとメア（＝ナイトメア）という2人の少女の形態に分離するが、その理由は何千年も一人で生きてきてヒマだったため。自らの力を過信しているのか、スパイの癖にやや口数が多い。大爆発に巻き込まれたが生き残り、その際に偶然見つけだした予言の書に導かれ神々の谷に到着、ワイバーンの口添えにより密偵として冥府神に仕える。しかし、イフリートに焼かれそうになったり、ワイバーンに吹っ飛ばされたり、ティターンに踏まれたり、トードに魂を入れ換えられたり、食べられそうになったりといった散々な日々を送っている。

「人間たちの勇気の素晴しさは無限」というスフィンクスの粛正される前の言葉に心が動き、粛正されたスフィンクスを自らの不死身の力で蘇らせる。その後ダゴンに謀反、不死身の力でヒカルと勇を救出し、マジレンジャー達がン・マを倒した後、スフィンクスと共にインフェルシアの再建を行う。

Nigh

バンキュリアが2人の少女形態に分離した際の1体。パンクファッションに身を包み、会話の際には主導権を握る。分離するためか、能力はバンキュリアの1/2に半減する。ギターを弾く事もある。

Mare

ナイとともに、バンキュリアが2人の少女形態に分離した際のもう1体。ゴスロリファッションに身を包む。会話の際にはナイに追従する。やはり能力は1/2に半減する。ベースを弾く事もある。

Nigh & Mare=nightmare 惡夢

冥獣

地底冥府に巣食う獣。ブランケンにより選び出され、地上に送り込まれる。その大きさ・姿・知能などは種によって異なるが、人の言葉は話さない。冥獣達を戦わせるインフェルシア牢獄・蟲（上）＋皿（下）毒房（こどくぼう）で生き残った最強の三冥獣、蟲（上）+皿（下）毒房（こどくぼう）三冥獣オーガ・グール・スケルトンの三匹を指し、蟲（上）+皿（下）毒房で倒した他の冥獣達の血肉を喰らい、様々の能力を得るうちに、バンキュリアと同じく魔導陣を使わず地上を自由に出ることが出来る特異体質となり、自ら巨大化することが出来る様になった。

冥獣人

20話から登場。インフェルシアにおける地位は冥獣と同一らしいが、一般の冥獣より知能が遥かに高く、人間の言葉を話す。また、種族名だけでなく各個体ごとに固有の名前を持っていることでも、一般の冥獣と大きく異なっている。その殆どは15年前の戦いでブレイジェルによって封印されていたが、メーミィによって封印が解かれた。ン・マ復活の作戦を遂行するために選び出され、地上に送り込まれる。その中で「サムライのシチジューロー」・「セイレーンのネリエス」・「イエティのズィー」・「コボルトのブルラテス」の四人を冥獣人四底王と指し、冥府三大大戦の一つ暗黒谷の決戦で、最後には封印されてしまったがブレイジェルをギリギリまで追い込んだと言われる。　

冥府伍長

地位はゾビルより上の上級兵。幹部らの命令に従事する。ゾビルより知能が高く、行動隊長を務める、部隊に分かれてゾビル達をまとめる。ゾビルが手柄を立て昇格したケース等多数存在する。また、ブランケンのように幹部に昇格したケースも有る。最終話ではTVには映らなかったが、ゾビルと同じく働いているだろう。

冥府兵

地位は最下級の雑兵。破壊本能のみで行動する。手柄を立てたり、働き次第でハイゾビルに昇格出来る。最終決戦が終わった後、スフィンクス指示の下、インフェルシアを生まれ変わらせる為に工事などで働いている。

魔導騎士ウルザード

天空聖者ブレイジェルがン・マに呪縛転生の魔法をかけられ、ン・マに絶対忠誠を誓い配下となった姿。魔導馬バリキオンを従える闇のエレメントを持つ黒色の魔法使い。「ウルザード」という名前の由来は狼男→狼（Wolf）と魔道師（Wizard）だといわれている（実際両肩アーマー部は狼の形をしている）。キャラクター設定はスターウォーズのダース・ベイダーがモデル。

弟子のライジェル（メーミィ）は卑怯者に堕してしまったが、彼はブレイジェルの項で述べたように騎士道精神が健在。ウルサーベルとン・マの右目をジャガンシールドとして授かり、ブランケン戦死後はマジレッドにへし折られたウルサーベルに代わり、ン・マの牙＝底皇剣ヘルファングを引き継ぐ。単独で巨大化することが可能で、バリキオンと合体する事でウルケンタウロス、更に闇の覇王と言われるウルカイザーとなることが出来る。

心の底にブレイジェルの記憶があったのか、卑怯な戦いを嫌い正々堂々な戦いを好む。また自分の子だという意識のないまま、マジレンジャー＝小津5兄妹の潜在能力に興味を示し、マジレンジャーを試すかのように何度も戦い、闇の力の素晴らしさを説きマジレンジャーをインフェルシアに迎え入れようとした。マジマザーを倒したかに思われたため小津5兄妹にとっては仇であるが（実際は圧倒的な実力差がありながらも自分の力を信じて戦ったマジマザーの勇気が、一瞬だけウルザードのブレイジェルとしての記憶を取り戻し魂たちの花園に転送させた）、己が不利な状況にあり、味方の支援で形勢が逆転すると承知していても、「騎士道精神に反する」としてマジレンジャーを助けたり、不利な状態の彼らを救うために助言することもあった。そのためインフェルシア内部からも不審がもたれ、魔法力を差し出して忠誠を誓わされると言う事もあった。

インフェルシアでン・マの攻撃で魁が危機に陥った際、精神支配が緩んだ隙に記憶を取り戻し、ン・マを攻撃して魁を助け、わが子らと対面を果たす。その後ン・マを自身の体に封印したことから、外見のみ再びウルザードに戻り、マジレンジャーや弟子のマジシャイン＝サンジェルのピンチを救う味方となった。戦隊シリーズのいわゆる「第3勢力」的な存在である。

46話以降は全身が赤くなり、『猛る烈火のエレメント＝ウルザード・ファイヤー』としてマジレンジャーと共に戦う。

魔導馬バリキオン

ウルザードに付き従う地底冥府の馬。ウルザードの呪文により召還され、更なる呪文により前記のような合体をとげる。しかしバンキュリアの策謀から自分を助けてくれた魁＝マジレッドのことは戦士と認めているようで、マジフェニックスと合体して幻の魔神ファイヤーカイザーになったり、マジフェニックスとともにルナジェルを天空聖界まで送り届けたこともある。

その外見は主人であるウルザード＝ブレイジェルがかつて愛馬にしていた一角聖馬ユニゴルオンに酷似している。またブレイジェルがン・マを封印した後も、彼と行動を共にしており謎の多い存在。

冥府十神

35話から登場。ン・マがブレイジェルに再封印されたことによって目覚めた、インフェルシアの伝説に伝わる巨大な姿を持つ（等身大の姿にもなれる）怒りと災厄の邪悪な神々で、『神々の谷』を本拠地とする。以下のような構成になっている。

• 『二極神』：「インフェルシアの盾と矛」と言われ最も偉大とされ最強とされる
• 『三賢神』：賢く知略に優れ冥府神を監理を任せられる
• 『五武神』：武力に優れ戦いを専門とし武闘派とされる

最大の目的は地上界と天空聖界に神罰を下し、冥獣と冥獣人の帝王に過ぎない冥獣帝ン・マを『闇の戒律』と『神罰執行』で自分達神々の頂点に立ち絶対的で超越した存在『絶対神ン・マ』として転生・復活させること。「裁きの石板」により選ばれた各冥府神は『神罰執行神』として神罰を執行する、神罰執行の際、或いはマジレンジャーと戦う際に自らルールを定める。掟は絶対のようで、それを守れなかった場合は『闇の戒律』に従って死を選ぶこととなる。また冥府神全員、自分のマルデヨーナ世界を所持していると思われる。

二極神

冥府神スレイプニル

冥府神随一の攻撃力を誇り、豊富な武器・技を持ち華麗で完全な攻撃力から「インフェルシアの矛」と言われ、冥府神の中で実力は最強と恐れられる馬車を駆る騎士の冥府神。馬の力を司り、恐るべき馬力と素早い脚力を兼ね備える。巨大な槍と盾、尾にも剣を隠しを持つ。また二匹の魔導馬に引かせた魔導馬車を駆り、車輪で全てを瓦礫と化す。ン・マ転生を同じく望んでいるダゴンとは固い信頼関係に結ばれており、普段の戦術はダゴンに任せている。下記のドレイクとは対照的に寡黙で重厚な性格だが、ン・マ転生に懐疑的な意見を聞くと激しく怒る。ダゴンからは戦士の中の戦士と称されており、ワイバーン曰く一番頼りになる存在。

第八の『神罰執行神』で、神罰のルールは「魔導馬車・八脚突進による地上界の蹂躙」。

尚、彼の冥府馬車の二匹の魔導馬はとても気性が荒く誰の言う事も聞かないが、彼はその二匹に恐怖を抱かせ、力ずくで従わせているらしい。

モデルは北欧神話の八本脚の馬「スレイプニル」。

【武器】オーディーンスピアー、オーディーンシールド、シグルドサーベル、魔導馬車 【得意能力】フレンジー・スピアー・クラッシュ、魔導馬車・八脚突進

冥府神ドレイク

インフェルシアの荒ぶる英雄と言われているドラゴンの冥府神で、「インフェルシアの盾」と呼ばれている。その呼び名はインフェルシア一堅い竜神の鱗でできた鎧を身に着けているため、冥府神随一の絶対的な防御力を持つことに由来する。冥府神の中でも一番血の気が多く攻撃的な性格で戦いそのものを好む無頼の神で、ン・マの転生よりも自身の闘争本能の満足を優先しがち。ワイバーン曰く一番の乱暴者。

太い四肢で重い剣を乱暴に振り回し、自らの闘気をエネルギー弾として放出する事が出来る。また翼を広げて空を飛ぶ事が可能で（その際はドラゴンの姿になる）空中戦でもその強さを発揮する。戦闘は相手の攻撃で傷付く事がない防御力を生かし、敵の攻撃を全く無視して暴れ回り敵を痛め付けると言うのがもっぱら。ただし首の部分のみ鎧がないことが弱点である。

第四の『神罰執行神』で、神罰のルールは「体内エネルギーを臨界まで高め、一気に爆発させて地上界を消し去る」。

ゴーゴンの最期のセリフや、彼女が倒されイライラしているなど、恋愛関係があったような描写がされていた。

モデルはドレイクの別称である「ドラゴン」。

【武器】竜神の鎧、竜神の剣【得意能力】竜闘気爆炸球、竜撃急降下

三賢神

冥府神ダゴン

魚の頭部を持つ冥府神。厳格な性格で、知勇を兼ね備えた冥府十神の実質的リーダー格で二極神も彼に一目置き、彼の命令に従う。ワイバーン曰く「怒らせると一番怖い存在」。

地上界に対しては、ダゴンの強さはこの世で起こりうる様々な恐怖を生みだす事が出来ると言われていおり、策士としても優れている。粛正の矛を使い、格闘戦でもブレイジェル（ウルザード）、マジマザーを凌ぐ実力を見せ付けた。42話でン・マ転生を優先するあまり自らの権限で戒律を捻じ曲げて、ドレイクの神罰執行中にもかかわれずスレイプニルを地上に送り出す。この事をスフィンクスに非難されると、手にした矛を地面に叩き付け「今は俺が戒律だ」と言い放ちスフィンクスを黙らせたり（この時からスフィンクスは彼に疑心を抱く）、「真実の影よどみし沼」でブレイジェルがン・マの転生を阻んでるのを知ると、44話でティターンと戦っていたブレイジェルを背後から不意打ちし、自らが矛を突き立てて起こした地割れに叩き落とすなどン・マ転生のためには手段を選ばない。

信じるものは自分と絶対神ン・マだけで、46話でン・マへの魂の献上を拒否し逃亡していたティターンを「眠りの湖」入り口の前で待ち伏せて粛正し、絶対神ン・マを転生させた。47話でマジレンジャーの持つ勇気の素晴しさに気付き、神罰執行を取りやめたスフィンクスを裏切り者として粛正。48話でついにマジレンジャー達の前に現れ、麗の身代わりとなったスモーキーを倒し、マジマザーに変身した深雪を追いつめるなどスレイプニルと共に圧倒的な力を見せ付ける。その後、マジレンジャーをスレイプニルにまかせ、屈しない深雪を絶望させるため、ン・マが地上を破壊するの見届ける「闇の力の生き証人」として拉致する。

しかし、バンキュリアの不死身の力によって蘇ったスフィンクスに地上と共に生きる提案を求められるが、冥府神のリーダーとして、ン・マの全てを超越した強さに喜ぶ彼は当然拒否したため、逆にスフィンクスによって成敗される。最期まで闇の力を信じ「闇の力は絶対の物では無いのか…」と言い残し滅びる。その呆気無い最期は今まで他の冥府神（イフリート、ティターン、スフィンクス）を自らの手で粛正してきた事が自分に返ってきたような、何とも皮肉なものだった（彼に関しては最後はン・マを裏切る等様々な説が浮上していたが、余りにも呆気無いこの最期はある意味で視聴者を驚かせた）。

尚、体に付いている鱗はセンサーや通信機のようになっていて、それを付けられた者の居場所が判る。

モデルはカナン神話、若しくはクトゥルフ神話の神「ダゴン」。

【武器】粛正の矛【得意能力】運命の知らせ、三つ又の赤い闇

冥府神スフィンクス

黒い猫のような冥府神。規律に厳しい性格で、闇の戒律を尊守することに最も拘り、戒律を守る為に他の冥府神の行動にも審判の様に常に目を光らせ監視する役割を担う女神で、第七の『神罰執行神』。戒律を破る者は二極神であろうと毅然とした態度をとるが、ダゴンだけには逆らえない。ワイバーン曰く「美しい女神で一番賢い」。その言われるように冥府神の中で最も頭が良く、様々なことに疑問を持ち、考えを張り巡らせる。

ゴーゴンやドレイクの行動には不信感を抱き、特にゴーゴンとは犬猿の仲だった。眼鏡を着用しており、普段は丁寧な口調で話すが、時に恐ろしく豹変して口汚く凄むこともある。その時は獅子を模した巨砲を装備し、司っている知略と同じぐらいの冥府神としての力の凄まじく残忍な戦闘力を発揮する。

果てしない闇が続く自らのマルデヨーナ世界「賢者の夜」で魁たちを認め、地上界を残すことを提案するが、ン・マの命令により不本意ながらも神罰執行神に選ばれる（転生を果たしたン・マの全てを超越した強さに恐怖を感じたため）。自らの都合よく戒律を破ったダゴンに疑心を抱き、敵わない筈の冥府神を倒し続けたマジレンジャーとの戦いで彼らが持つ勇気と絆の力の素晴しさに興味を持っていたスフィンクスはマジブルーの「守りたい大切なものがある限り負けない」という言葉に心を動かされ、「巨砲大破壊」の神罰を放棄する。その後、賢者の夜に逃亡するが、スレイプニル、ダゴンに見つかり人間の勇気と絆の素晴しさを訴える。しかし、ン・マの事しか頭に無い彼らに分かる筈も無く彼らに粛正されるが、バンキュリアに不死身の力を分けてもらった事により蘇る。そして、闇の力に拘り続けたダゴンをウィズダムカノンの一撃で成敗する。（これにはダゴンが提案に応じないと分かっていて急所を狙ったと言う説、実は冥府神で最強なのは彼女だったのではないかと言う説など放送終了後のファンのブログには色々な説が浮上した）

ン・マ崩壊後は魁を地上とインフェルシアを結ぶ親善大使として招き、バンキュリアと共にインフェルシアを再建し新しく生まれ変わらせる為に力を注ぐ。

モデルはギリシア神話に登場する怪物「スフィンクス」。

【武器】ウィズダムカノン【得意能力】クローズレンジ・バースト、ライオニック・ブレイド

冥府神ゴーゴン

大蛇の化身である冥府神。ナイとメアは彼女が一番苦手。ワイバーン曰く「妖艶な女神であるが一番ずる賢い」。ン・マの復活には否定的で、自分より弱い相手を甚振るのを好む。とても狡猾で頭が良く、残忍で冷酷と正に蛇のような執念深い性格をしているため、生真面目なスフィンクスとは仲が悪い。巨大な盾を持ち、ここから噛みついた相手を石にする能力を持つ無数の蛇を放つことができる。また巨大な大蛇の姿に変化でき、獲物に絡みついて頭から丸飲みにすることを好む。

第三の『神罰執行神』で、神罰のルールは「盾からばら撒いた蛇を増殖させ、盾の瞳が光った時地上の生物に一斉噛み付き、石にしてしまう」。神罰失敗後、新たにルールとして自分に有利な「長きものの庭」に誘い込み、ヒカル、翼、麗、蒔人を丸飲みにし残りの魁と芳香を始末しようとする。

元々、他の冥府神よりもドレイクとは親しい関係にあったらしく、ドレイクを嗾けてマジシャインを倒させようとしたり、恋人同士のように振る舞っていた。最期の瞬間にも「ドレイクが私の敵を取ってくれる…」と言い残している。

モデルはギリシア神話に登場する醜い女の魔物「ゴルゴン」。蛇を使って他者を石化するなど、ゴルゴン三姉妹の一人メドゥーサの特徴も取り入れている。

【武器】妖しい微笑みの盾【得意能力】アナコンダ０（ゼロ）ボディ、スネーキン・クロール「もの言わぬ石と化せ」

五武神

冥府神ティターン

最も巨大な体を持ち、冥府神一の怪力を誇り、雷の力を操ることが出来る第六の『神罰執行神』。極端に口数が少ないため、ワイバーン曰く「何を考えてるのか解らない存在」。また、本来の力を見せることは少ないようで、ダゴンはその事を知っていた。

パワー＝怪力だけで言えば二極神であるスレイプニルを凌駕するが、進んで戦いを好む性格ではなく、時にはナイとメアにも気をかけてやる心の余裕を持つ。

普段はあまり真意の見えないティターンだったが、ン・マ転生は正しい事と信じていた。ン・マの魂をブレイジェルが内包している事を知り、それを奪いに行くダゴン、ワイバーンと共に同行すると、ダゴンの命令で参戦してあっさり圧倒する。自らが定めた神罰は「巨大な光球で地上の電気を吸収し、その力が溜まりきった時に投下して、地上界を一瞬で滅ぼす」と言う物だったが、元々純粋な性格で冥府神の中で唯一命の大切さを知っていた（先入観をあまり持たない芳香によって命の尊さを更に深め、友情を教えられる）彼は芳香の説得を聞き入れ神罰を解除する。しかしン・マの魂が依り代としてティターンを選んだ際、ン・マに命を献上する事を拒んだために裏切り者として他の冥府神から命を狙われ、ン・マの魂を抱えて永遠の眠りにつくためにマルデヨーナ世界「永遠の樹海」の「眠りの湖」へと向かう。ワイバーンに追われながらも、途中で蒔人とも触れ合い、二人に支えられたことに満足して眠りの湖に辿り着くが、あと一歩の所でダゴンによって粛清され、ン・マに体を内側から食い破られてしまう。結果としてン・マが絶対神として転生してしまい、その壮絶な最期を間近にしてしまったことで、ティターンと意気投合していた芳香はその場に崩れ落ちる。なお、芳香はティターンを髪型から「アフロ君」と呼んでいた。この髪型は雲を模したもので、空の雲にも頭が届く巨大な体を持つ巨神をイメージした巨神の冥府神。

モデルはギリシア神話・ローマ神話に登場する巨大な体を持つ神々の総称「ティタン」。

【武器】ウラノスとガイアの怒り【得意能力】ティタノマキアの光、ディオネを守る壁

冥府神ワイバーン

普段は少年の様な優しい物腰で仲間に冗談を飛ばしたりする。気さくでお喋りな性格な翼を持つ竜の戦士の冥府神で、バンキュリアに対しても砕けた態度で接するが、闇の戒律に関係する事や戦いの事になると性格が豹変し本来の残虐性を覗かせる。一度キレ出すと更に凶暴になり、残虐性が増すが、手を顔に当てることで落ち着きを取り戻すことが出来る。

他の面々を評する観察眼を持っている五武神のまとめ役で、腕も立つ竜の戦士。竜の翼を持ち、空から超スピードで襲い掛かる。空中を自分のテリトリーとして、常に相手の死角から戦闘の主導権を掌握し、笑いながら相手を切り刻む事を好む。マジレンジャー達を「雑魚」と称するが、怒り狂うとレジェンドマジレンジャーの状態から一瞬で変身解除させる威力の球を出すなど、その実力は口先だけではない。冥府神の中でもダゴン、スレイプニルと共に、ン・マの転生を一際強く願っている。二極神にも恐れず戦いを挑むがダゴンだけは唯一恐れている。

神罰執行神には選ばれていない。

モデルは中世ヨーロッパで創作された、前足の代わりに巨大な翼を持つ飛竜「ワイバーン」。

【武器】刹那槍【得意能力】飛竜剣法・散弾月、飛竜剣法・華富呪

冥府神トード

非常に食いしん坊な、蛙の化身である冥府神。体のイボの中に色々な毒を持ち、人や物を溶かしたり、魂を入れ替えたりする毒を出すことが出来る。舌を自在に操って獲物を捕食し、時には敵を絡めとり締め上げる事も出来る。魂を集めることが趣味で、それらを大事に茨に包んでコレクションしている。性格は貪欲かつ偏執的で子供っぽい。蛙だけに蛇であるゴーゴンに恐怖している。

小津兄妹の母、深雪を茨の園に閉じ込めていた張本人。一瞬正気を取り戻したウルザードが「魂たちの花園」に光と化して飛ばした深雪の魂を偶然見つけ、「レアたん」と称して茨に囲んで捕らえていた。

第五の『神罰執行神』。神罰のルールは「地上界の空を冥府蛙の卵で覆い、孵化した無数の蛙達で全てを埋もれさせて押しつぶす」。マジレンジャーにそれを邪魔されたことから怒り、彼らを自分のマルデヨーナ世界「茨の園」に連れ去って、サイコロの出た目で進むという双六のようなルール（しかもルールはトードの支配下でコロコロ変わる）で翻弄する。

因みにトード[＝Toad]は英語でヒキガエルと言う意味。

【武器】福音のハンマーホルン【得意能力】魂と体の音を入れ替える毒、息の音を止める毒…などの様々な毒、テッドポール♪レクイエム

冥府神サイクロプス

一つ目・一本角の冥府神で、射撃の名手である。冷静沈着な性格で目の赤いランプを点滅させて激昂しても、深呼吸をし親指で顎を撫でることで落ち着きを取り戻す事が出来る。

鏡の世界に潜む能力を持ち、その中を巧みに移動しながら精密機械のような正確さで敵を追い詰める。彼の銃は相手にダメージを与える黒い通常弾、相手をいぶり出す白い催涙弾、獲物を消し去ってしまう赤い必殺弾（サイクロプスの意思によって、撃たれた者の消滅のタイミングは自由自在）を装填可能。戦いを「狩り」と称し、相手を倒すことだけではなく、相手の精神が壊れる瞬間も楽しむというサディスティックな面も持つ。

第二の『神罰執行神』。神罰のルールは「赤い弾丸による無差別射撃のみで、地上の全てを消滅させる」と言う物だったが、マジレンジャーにそれを阻止されると「日没までの間、自分の射撃から逃げ切れ」のルールを定める。

モデルはギリシャ神話に登場する一つ目の巨人「キュクロプス」。

【武器】一つ目のライフル銃【得意能力】正確無比・スコープアイ・消滅の緋色

冥府神イフリート

炎とマグマを操ることができる冥府神で、体内には常に2000℃以上の灼熱のマグマが煮えたぎる。眼光で睨んだものを一瞬にして焼き尽くす能力を持ち、どんな攻撃もその体に届く前に蒸発してしまうため一度も傷ついたことがない。また体には大きな顔のような模様があり、これの口にあたる部分から巨大なマグマの塊を吐き出して敵を殲滅する。ワイバーンが評するように身も心も熱く性格は激しく直情的である。

第一の『神罰執行神』で、神罰のルールは「タワーに蝋燭のごとく巨大な炎を灯して人々に懺悔の時間を与え、それが燃え尽きた時に再び現れて全てを焼き尽くす」。

モデルはアラビアン・ナイトに登場する炎の魔人「イフリート」。

【武器】マグマ烈火棍棒、マグマ烈火球【得意能力】炎の眼光、マグマ炎爆弾

MAGIRANGER的戦力

魔法道具

マージフォン

小津5兄妹が魔法を発動し、マジレンジャーに変身する際にも使用する携帯電話型（携帯電話としての機能も持っている）変身アイテム。他にも冥獣出現を感知する機能を持っている。母・深雪もマジマザーへの変身はマージフォンを使用する。呪文の番号をマージフォンに入力して、決定ボタンを押すとその呪文を発動できる。また呪文は彼らが「勇気」を見せたときに、マジトピアより新しいものが転送・追加される。

当初、深雪がマジマザーに変身する際もほかの５人と同じノーマルのマージフォンを使っていたが、復活した際バージョンＵＰしたシルバーマージフォンに変化した。

また勇がウルザードファイヤーに変身する際はウーザフォンという専用のマージフォンを使う。ウーザフォンはウルザードの頃にナイとメアに与えられた事もあったが（色はウルザードのボディーカラーと同じ紫。ちなみにウルザードファイヤー用は真紅のカラーリング）、変身には使われず純粋にウルザードの魔法を発動するために使われた（ちなみに最終回で深雪と話した際にも使用されたがそれが以前与えられたものと同じものかは不明）。

ちなみに雑誌でウルザードファイヤー用のウーザフォンがプレゼントされたとき市販されているものとの区別のためにウーザフォンウルザードファイヤーＶｅｒと呼称されていた。

携帯電話型の変身アイテムは、戦隊史上『電磁戦隊メガレンジャー』、『百獣戦隊ガオレンジャー』に続く三度目。

マジスティック

マジレンジャーの5人の共通装備。武器として使用するほか、魔法力を増幅する役目も持つ。魁のマジスティックは剣型のマジスティックソード、翼のマジスティックはクロスボウ型のマジスティックボーガン、蒔人のマジスティックは斧型のマジスティックアックスにそれぞれ変形する。

ダイヤルロッド

レジェンドマジレンジャー5人の共通装備で杖とダイヤル式電話が合体した形態をしており、ヒカル曰く『原始のマージフォン』。ダイヤルを回すことで、強力な「原始の魔法」を使用することができる。ちなみに最終回ではマジレッドがレジェンド化せずにマジスティックとダイヤルロッドの２本でフェイタルブレイドを発動している。

グリップフォン

ヒカルの変身アイテムで、携帯電話と切符切り鋏が合体した形状をしている。呪文の発動は、魔法力が封じ込められた紙片「マジチケット」をチェック(改札)することによって行う。

マジランプ

マジシャインの使う武器。スモーキーが封印されている。銃形態マジランプバスターに変化する。

魔法の乗り物

スカイホーキー

マジレンジャーの5人が使用する、箒型の高速移動マシン。普段は普通の箒の姿で魔法部屋に格納されている。

魔毯-Skypet

Hikaru所持的魔毯、為他的移動手段。具有思考能力。

マジマジン

小津5兄妹が、マジレンジャーの姿から更に変身・巨大化（魔法大変身）した姿。

マジフェニックス

マジレッドが魔法大変身した形態。

マジガルーダ

マジイエローが魔法大変身した形態。

マジマーメイド

マジブルーが魔法大変身した形態。

マジフェアリー

マジピンクが魔法大変身した形態。

マジタウラス

マジグリーンが魔法大変身した形態。

マジドラゴン

マジフェニックスを除く4人のマジマジンが「魔竜合体」した姿。マジフェニックスを背中に乗せて空を飛ぶ。必殺技はマジフェニックス＝魁のサッカー技術を生かした「マジカルドラゴンシュート」。

マジキング

マジフェニックスとマジドラゴンが「魔神合体」した姿。「魔人の王」と呼ばれる。登場時の掛け声は「マジキング、ナンバーワン！」。なおマジキングに合体すると、5人の意識は肉体から分離して、チェス盤のようなデザイン空間（いわゆる巨大ロボのコクピットに相当）に移動する。武器は呪文「ジー・マジ・ジジル」で召還する巨大な剣・キングカリバー。必殺技は「魔法切り」「ファントムイリュージョン」「天空魔法切り」「魔法家族切り」など。基本マシン5体の合体で、所謂「1号ロボ」に相当するが、同時にマジレンジャーの最大戦力でもあるため、「超巨大ロボ」の意味合いも持つ。

トラベリオンエクスプレス/トラベリオン

ヒカルの所有する「魔法特急」。蒸気機関車、石炭車、4両の客車で構成される。客車の内装は旧国鉄の旧型客車に酷似している。ヒカルが運転し、スモーキーが石炭補給係（ヒカルが行動不能時には運転手代行）を務め、魔法で作られた別の世界「マルデヨーナ世界」への侵入が可能。呪文「魔法変形ゴー・ゴー・ゴルディーロ」により、各車輌が合体・変形して魔法鉄神トラベリオンに変形する。必殺技は敵を炎で包んで体内に取り込む「デストラクションファイヤー」。「ゴル・ゴル・ゴジカ」の呪文で逆噴射の力を出すこともできる。

レジェンドマジレンジャーの力

レジェンドマジレンジャー

• レジェンドマジレッド
• レジェンドマジイエロー
• レジェンドマジブルー
• レジェンドマジピンク
• レジェンドマジグリーン

天空聖者スノウジェルに勇気を認められたことにより小津5兄妹が手に入れた、伝説の魔法使いを思い起こさせるパワーアップ形態。

呪文「超魔法変身・マージ・マジ・マジ・マジーロ」（通常変身時より「マジ」が一回多い）により変身し、マントが無くなる代わりに胸や脚に黄金のプロテクター、ヘルメット外縁部に各々のゴーグルの形状をアレンジしたフィン状のパーツが装着される。

マージフォンの起源といわれる魔法聖杖ダイヤルロッドを操る。乱用すると、そのまま天空聖者と化して人間としての記憶をなくす恐れがあるとされるが、ヒカル＝サンジェルがレジェンドパワーを制限（具体的にはパワーアップできる時間を制限する）する呪文「ルーマ・ルジュナ・ゴルディーロ」を取得した事で、5兄妹が天空聖者になる危険性は解消された。

マジファイヤーバード

レジェンドマジレッドが呪文「マージ・ゴル・マジュール」（ダイヤルロッドの『3』を回す事によって発動）によって魔法変身した姿。

マジマジン・マジフェニックスとは異なり、人型ではなく完全な獣型をしている。

マジライオン

レジェンドマジイエロー、レジェンドマジブルー、レジェンドマジピンク、レジェンドマジグリーンの4人が呪文「マージ・ジルマ・ゴル・ゴゴール」（ダイヤルロッドの『4』を回す事によって発動）によって魔獣合体した姿。

マジレジェンド

マジファイヤーバードとマジライオンが呪文『マージ・ジルマ・ゴル・ジンガジン』によって「伝説合神」して完成する巨大な魔神。

主な武装は「スクリューカリバー」。必殺技は「スクリューカリバー・ファイヤートルネード」「スクリューカリバー・メテオ斬り」。主な敵である冥府十神が強力過ぎるせいか、苦戦したり負けたりすることが多かった。

呪文例

呪文の詠唱は、マージフォンもしくはダイヤルロッドに特定の番号を入力することでなされる。

• マージ・マジ・マジーロ（番号は106）

  小津5兄妹がマジレンジャーに魔法変身する際に入力する呪文。なお、省略されることも多いが変身時のかけ声は「天空聖者よ、我（我ら）に魔法の力を！魔法変身！マージ・マジ・マジーロ！」である。

• マージ・マジ・マジカ（107）

  マジレンジャーから更にマジマジンへと魔法大変身するときの呪文。マジマザーはマジマジンにはならず、巨大化する。

• マージ・ジルマ・ジンガ（125）

  マジガルーダ・マジマーメイド・マジフェアリー・マジタウロスが魔竜合体し、魔竜・マジドラゴンになるときの呪文。

• マージ・ジルマ・マジ・ジンガ（1205）

  5人のマジマジンが魔神合体し、魔神の王・マジキングとなる呪文。マジレンジャーの姿でこの呪文を入力すると一気にマジマジン→合体してマジキングとなることも可能らしい。

• マージ・マジ・マジ・マジーロ

  天空大聖者・スノウジェルより授かった呪文。「超魔法変身、マージ・マジ・マジ・マジーロ」と唱えると、「レジェンドマジレンジャー」へと変身する。

• マージ・ゴル・マジュール（3）

  レジェンドマジレッドがマジファイヤーバードに魔法変身する呪文。

• マージ・ジルマ・ゴル・ゴゴール（4）

  レジェンドマジイエロー、レジェンドマジブルー、レジェンドマジピンク、レジェンドマジグリーンがマジライオンに魔獣合体する呪文。

• マージ・ジルマ・ゴル・ジンガジン（5）

  マジファイヤーバードとマジライオンがマジレジェンドに伝説合神する呪文。

演員

• 小津魁:橋本淳
• 小津翼:松本寛也
• 小津麗:甲斐麻美
• 小津芳香:別府あゆみ
• 小津蒔人:伊藤友樹
• Hikaru/天空日聖者Sungel/天空勇者MagiShine:市川洋介
• 小津深雪:渡邊梓
• 小津勇/魔導騎士Wolzard/天空勇聖者Breagel/天空勇者Wolzard Fire(配音):磯部勉
• 山崎由佳:平田薫
• Ring/天空月聖者Lunagel:山内明日
• 曼德拉小寶(配音):比嘉久美子
• 魔法猫Smokey(配音):草尾毅
• 天空冰聖者Snowgel(配音):潘恵子
• 妖幻密使Vancuria(配音):渡邊美佐
• 凱力大将Braken(配音):江川央生
• 魔導神官昧慏Meimy(配音):高戸靖廣
• Nigh:ホラン千秋
• Mare:北神朋美
• 冥府神イフリート(配音):稲田徹
• 冥府神トード(配音):平野正人
• 冥府神ティターン(配音):小形満
• 冥府神サイクロプス(配音):置鮎龍太郎
• 冥府神ワイバーン(配音):佐々木望
• 冥府神ゴーゴン(配音):田中敦子
• 冥府神スフィンクス(配音):寺瀬今日子
• 冥府神ダゴン(配音):大塚明夫
• 冥府神ドレイク(配音):矢尾一樹
• 冥府神スレイプニル(配音):梅津秀行
• 絶對神N-Ma(配音):浪川大輔
• 故事解說:玄田哲章

替身演員

• 高岩成二（MagiRed、MagiPhoenix、LegendMagiRed 役）
• 今井靖彦（MagiYellow、MagiGaruda、LegendMagiYellow 役）
• 野川瑞穂（MagiBlue、MagiMermaid、LegendMagiBlue 役）
• 小野友紀（MagiPink、MagiFairy、LengendMagiPink 役）
• 福沢博文（MagiGreen、MagiTauros、LegendMagiGreen、MagiKing、MagiLegend、Lunagel 役）
• 蜂須賀祐一（MagiMother 、昧慏Meimy役）
• 岡元次郎（MagiShine、魔法鐵人Traverion、凱力大將Branken 役）
• 日下秀昭（Wolzard、Wolkaiser、Braigle 役）
• 竹内康博（魔法猫Smokey 役）
• 大林勝（妖幻密使Vancuria 役）
• 神尾直子（天空聖者Snowgle（格闘形態） 役）

幕後工作人員

• 原作:八手三郎
• 脚本:前川淳､荒川稔久､横手美智子､大和屋暁
• 音楽:山下康介
• 特撮監督:佛田洋
• 撮影:松村文雄、大沢信吾
• 助監督:息邦夫、加藤弘之 等
• 武打監督:石垣広文、新堀和男
• ヒーロー＆メカニックアイテムデザイン：プレックス
• 人物造形：篠原保、松井大
• 制作統括:鈴木武幸(東映)
• 製作人:Schreck Hedwick(tv asahi)､塚田英明､宇都宮孝明(東映)､矢田晃一(東映AG)
• 副製作人:泉谷裕
• 監督:渡辺勝也、中澤祥次郎、竹本昇、鈴村展弘
• 製作:tv asahi･東映･東映Agency

主題歌

片頭曲

• 『魔法戦隊MAGIRANGER』

  作詩:岩里祐穂　作曲：岩崎貴文　編曲：京田誠一　歌：岩崎貴文

片尾曲

• 『呪文降臨～Magical Force』

  作詩：岩里祐穂　作曲：サイキックラバー|YOFFY　編曲：サイキックラバー＆大石憲一郎　歌：sister MAYO

各集標題

放送日	Stage	サブタイトル	敵
02/13	1	旅立ちの朝～マージ・マジ・マジーロ～	冥獣トロル
02/20	2	勇気を出して～マージ・マジ・マジカ～	冥獣ブロブ
02/27	3	魔竜に乗れ～マージ・ジルマ・ジンガ～	冥獣ワーム
03/06	4	魔人の王様～マージ・ジルマ・マジ・ジンガ～	冥獣コカトリス
03/13	5	恋をしようよ～マージ・マジーロ～	冥獣ミミック
03/20	6	闇の覇王～ウーザ・ドーザ・ウル・ザンガ～	闇の覇王ウルカイザー 凱力大将ブランケン
03/27	7	夢の中へ～ジンガ・マジーロ～	冥獣ファンガス
04/03	8	君こそヒロイン～マジュナ・マジュナ～	冥獣マンティコア
04/10	9	炎の友情合体～ジルマ・マージ・マジ・ジンガ～	冥獣トロル→冥獣ストーントロル
04/17	10	花が咲いたら～ジルマ・マジカ～	冥獣スペクター プチ・エリコ（冥獣化）
04/24	11	吸血鬼の夜～マジーロ・マジカ～	冥獣リーチ
05/01	12	決意のしるし～マージ・ジルマ・マジ・マジカ～	妖幻密使バンキュリア 小津芳香？
05/08	13	お母さんなら～ジンガ・マジュナ～	蟲毒房三冥獣オーガ
05/15	14	燃えろパンチ～ジー・ジー・ジジル～	蟲毒房三冥獣グール
05/22	15	花嫁の兄～ジルマ・マジ・マジュナ～	蟲毒房三冥獣スケルトン
05/29	16	門の鍵～ウザーラ・ウガロ～	妖幻密使バンキュリア強化体
06/05	17	優しさはいらない～ウーザ・ドーザ・ウル・ウガロ～	冥獣ガーゴイル 凱力大将ブランケン
06/12	18	力を合わせて～マージ・ジルマ・ジー・ジンガ～
07/03	19	魔法のランプ～メーザ・ザザレ～	魔導神官メーミィ（＝天空聖者ライジェル）
07/10	20	キスしてケロ～ゴール・ゴル・ゴルディーロ～	冥獣人グレムリン・ガリム（声:松野太紀）
07/17	21	魔法特急で行こう～ゴー・ゴー・ゴルディーロ～	冥獣人ベヒモス・ベルダン（声:梁田清之）
07/24	22	京都でデート?～ルーマ・ゴルド～	冥獣人ニンジャ・キリカゲ（声:土田大）
08/07	23	禁断の魔法～ロージ・マネージ・マジ・ママルジ～	冥獣人インキュバス・ベルビレジ（声:緑川光） 冥獣スパイダー
08/14	24	先生として～ゴル・ゴル・ゴジカ～
08/21	25	盗まれた勇気～ジルマ・マジ・マジーロ～	冥獣人シーフ・ガストン（声:龍田直樹）
08/28	26	信じろよ!～ジルマ・ジー・マジカ～	冥獣人ハーピー・ピーウィー（声:松本さち）
09/04	27	俺たちの絆～マジーネ・マジーネ～	冥獣人四底王サムライ・シチジューロー（声:中村秀利）
09/11	28	永遠に…～ジルマ・マジ・マジ・マジーネ～	冥獣人四底王セイレーン・ネリエス（声:勝生真沙子）
09/18	29	くり返す「あれ?」～ジー・マジ・マジーロ～	冥獣人四底王コボルト・ブルラテス（声:青野武） 冥獣人四底王イエティ・ズィー（声:遊佐浩二） 悪魔の氷山イーブルアイス
09/25	30	伝説の力～マージ・マジ・マジ・マジーロ～
10/02	31	凄まじき魔神～マージ・ジルマ・ゴル・ジンガジン～	冥獣人四底王コボルト・ブルラテス 冥機ゴーレム
10/09	32	父の言葉～マージ・ジルマ・ゴル・ゴジカ～	冥菌獣モールド
10/16	33	インフェルシアへ～マージ・ゴル・マジカ～	合体冥獣人キマイラ（声：三浦祥朗、二木静美、福原耕平） 魔導神官メーミィ
10/23	34	勇気の絆～ゴール・ゴル・ゴルド～
10/30	35	神々の谷～マジ・マジ・ジジル～	冥府十神
11/06	36	神罰執行～マージ・ゴル・ゴジカ～	冥府神イフリート
11/13	37	狙い撃ち～ゴル・マージ～	冥府神サイクロプス
11/20	38	アニキとの約束～ゴー・マジーロ～
11/27	39	あべこべ姉弟～マジュナ・ジルマ～	冥府神トード、冥府神ゴーゴン
12/04	40	蛇女の庭～マジーネ・ルルド～	冥府神ゴーゴン
12/11	41	先生の先生～ゴール・ゴル・マジュール～	冥府神ドレイク
12/18	42	対決!二極神～ゴール・ルーマ・ゴル・ゴンガ～	冥府神スレイプニル、冥府神ドレイク
12/25	43	茨の園～マジ・マジ・ゴジカ～	冥府神トード
01/08	44	母さんの匂い～ジルマ・ジルマ・ゴンガ～
01/15	45	二人はともだち～ジー・ゴル・マジュナ～	冥府神ティターン、冥府神ワイバーン、冥府神スフィンクス
01/22	46	湖へ向かえ～ゴール・ゴル・ゴル・ゴルディーロ～
01/29	47	君にかける魔法～ルルド・ゴルディーロ～	冥府神スフィンクス
02/05	48	決戦～マジ・マジュール・ゴゴール・ジンガジン～	絶対神ン・マ、冥府神ダゴン、冥府神スレイプニル
02/12	Final	伝説への帰還～マージ・マジ・マジェンド～	絶対神ン・マ、冥府神ダゴン

劇場版

• 魔法戦隊MAGIRANGER THE MOVIE 地底冥府的新娘（2005年9月3日公開）

平田薫が演ずるテレビシリーズのレギュラー・山崎由佳がヒロインとなっている。テレビシリーズに先駆けセイントカイザーやマジシャインの真の姿・天空聖者サンジェルが登場。

故事大綱

魁の出場するサッカー部の試合を応援に来た小津一家。魁の決勝シュートによって見事に勝利を収めたその直後、巨大な超冥獣リビングソードが現れ街の破壊を始め、それを操る冥獣人バーサーカーの王グルーム・ド・ブライドンはサッカー部マネージャーの山崎由佳を「花嫁にする」とインフェルシアへと連れ去る。バーサーカーの王と純真な乙女が結婚をすると、不死身のバーサーカー軍団が復活するというのだ。

インフェルシアに行くにはマジトピアにいるという一角聖馬ユニゴルオンの力を借りるしか手は無い。由佳を救出するため、マジトピアに向かうマジレンジャーたちだったが……

登場人物

Magitopia

• 天空大聖者Magel（演：曽我町子）

  天空聖界マジトピアの長で、冥府神同様に見上げる程の巨大な姿を持つ。当初は中立を保つ考えで地上の戦いに干渉せず小津兄弟たちへの協力を拒んでいたが…。テレビでは第48・49話に登場。マジトピアに攻めてきた絶対神ン・マと戦うがン・マの秘密の力に敗れてしまう直前にルナジェルをこのことを地上界とスノウジェルに知らせる為に逃がした。しかし実際はン・マにとどめをさされる前に、以前ウルザードが深雪にかけていた粒子の魔法と同じものを自分にかけて生存し、魂の世界からマジレンジャー達を応援した。深い思慮と慈悲の持ち主で割とお茶目な性格をしている。

• 一角聖馬ユニゴルオン

  マジトピア、地上、インフェルシアを自由に行き来出来る唯一の手段。ブレイジェルの愛馬で、彼の死後は誰にも懐かなかったが…。テレビでは第34話に登場。

• 天空合体セイントカイザー

  マジフェニックスとユニゴルオンが「マージ・マジ・ジルマ・ジンガ」の呪文で「天空合体」した姿。武器はホーンランサー。必殺技は「セイントホーンフィニッシュ」。テレビでは第34話に登場し、合体冥獣人キマイラを倒した。

インフェルシア

• 冥獣人バーサーカー　グルーム・ド・ブライドン（CV：檜山修之）

　インフェルシア最強の戦闘民族バーサーカーの王、純粋な魂を持つ人間を花嫁として結婚する事で自身の鎧に眠る一族の魂を解き放ち不死身のバーサーカー軍団を誕生させようと目論む。普段は王といわれるように気品ある態度だが、一度怒ると豹変するごとく荒れ狂う。

• 超冥獣リビングソード
• 冥獣合体ソード・オブ・グルーム

幕後工作人員

• 監督：竹本昇
• 脚本：前川淳
• 特撮監督：佛田洋
• 武打監督：石垣広文

• 挿入歌
  • 『Song For Magitopia』

    作詞：岩里祐穂　作曲・編曲：山下康介　歌：水木一郎・串田アキラ・影山ヒロノブ

• 片尾曲
  • 『呪文降臨～Magical Force』

超級戰隊V電影系列

• 魔法戦隊MAGIRANGER VS DEKARANGER

外部連結

• 魔法戦隊マジレンジャー（朝日電視台公式）
• 魔法戦隊マジレンジャー（東映公式）
• 魔法戦隊マジレンジャー（超級戦隊網内）
• DVD 魔法戦隊マジレンジャー特集（東映ビデオ内にあるサイト）